マンション上階からの漏水
原因の切り分けを最優先に、管理会社・保険を通じて進める
弁護士に依頼しなくても、このトラブルは自分の名前で進められます。 このページでは、まず何をすればいいか、どんな証拠を残しておくか、 話し合いから裁判所の手続きまでどう進むのかを、順番に説明します。
まず、自分でできること(3つ)
いきなり内容証明や裁判ではありません。多くの困りごとは、この段階で片づきます。
-
1水を止め、管理会社・大家へ今すぐ連絡する
止めるまで被害が広がり続けます。管理会社が原因調査の窓口になるので、被害の記録より先に連絡します。
- 止水栓など、自分で止められる範囲で水を止める
- 管理会社(賃貸なら大家、分譲なら管理組合)に電話し、状況を伝えて調査を依頼する
- 応急処置が必要なら、業者の手配について相談する
-
2片付ける前に、被害箇所を写真・動画で残す
乾いたり片付けたりすると、被害の程度が後から分かりにくくなります。
- 被害箇所・被害品を複数の角度から撮る
- 日時が分かるように撮影しておく
-
3自分の火災保険・相手の個人賠償責任保険を確認する
保険で先に補填を受けられることが多く、示談交渉の負担が軽くなります。
- 自分の火災保険に「水濡れ」の補償が付いているか確認する
- 保険会社に連絡し、今回のケースで使えるか相談する
- 相手に個人賠償責任保険があるか、管理会社経由で確認する
それでも解決しないときは
管理会社の調査で原因(専有部分か共用部分か)がはっきりし、それでも相手や保険との話し合いがまとまらないときは、ここからが出番です。損害賠償請求書を一緒に作り、必要なら少額訴訟まで考えます。
解決までの流れ(5段階)
- 1 管理会社に連絡する原因調査を依頼する
- 2 被害を記録する写真・動画・被害品リスト
- 3 原因の所在を確認する専有部分か共用部分か
- 4 損害賠償を請求する相手または保険を通じて
- 5 解決する修理・賠償・保険金の受領
実際にどの段階まで進むかは相手の出方で変わります。1つ目で終わることも珍しくありません。
集めておきたい証拠(6点)
あとから集めるのは難しいものが多いので、思い立った日に手元にあるものを写真に撮っておくのが一番確実です。
- E1被害箇所の写真・動画(漏水直後からできるだけ早く撮影したもの)
- E2被害を受けた物品のリスト(購入時期・価格がわかるものがあれば)
- E3管理会社・管理組合による調査報告書
- E4修理業者の見積書・請求書
- E5賃貸の場合は賃貸借契約書(大家・管理会社への連絡経路の確認)
- E6自分・相手の火災保険や個人賠償責任保険の契約内容
この件で使う書面
下の書面は、ミカタが聞き取った内容をもとに下書きを作ります。印刷して出すのはご本人です。
- 漏水被害の損害賠償請求書漏水の原因者(または管理組合)に対し、調査結果と被害内容に基づいて損害賠償を求める書面。
よくある質問
マンション上階からの漏水の問題は、弁護士に頼まないと進められませんか?
いいえ。日本の民事の手続きは、本人が自分の名前で行えます。内容証明を送る、調停や訴訟を申し立てる、期日に出て話す——いずれも弁護士に依頼しなければできない決まりはありません。これを本人訴訟と呼びます。争いが複雑・高額なときは弁護士に依頼したほうが有利なことが多いので、途中から切り替えることもできます。
マンション上階からの漏水で、いちばん最初にやることは何ですか?
一般的には「水を止め、管理会社・大家へ今すぐ連絡する」から始めます。止めるまで被害が広がり続けます。管理会社が原因調査の窓口になるので、被害の記録より先に連絡します。
マンション上階からの漏水を自分で進めると、いくらかかりますか?
自分で進めるときにかかるのは、原則として実費だけです。たとえばe内容証明が1,295円から、裁判所に納める収入印紙や郵便切手は請求する金額によって変わります。弁護士に最初から依頼すると、着手金と成功報酬が別にかかるのが一般的です。具体的な金額は手続きと事案によって変わるので、裁判所や日本郵便の公式ページで最新の額を確かめてください。
ミカタは何をしてくれるのですか?
状況を聞き取って、次にやること1つを示します。集めるべき証拠のチェックリストを作り、内容証明や申立書の下書きを用意し、期限が近づいたらお知らせします。ミカタは弁護士ではないので、個別の法的助言や、相手方との交渉の代行は行いません。相手に書面を送る・裁判所に出すのは、すべてご本人が行います。
マンション上階からの漏水を、今日から一歩進める
ミカタは、あなたの状況を聞き取って「次にやること1つ」を出します。 証拠のチェック、書面の下書き、期限のお知らせまで、最後まで並走します。 メールアドレスだけで始められて、無料プランがあります。
無料ではじめる