親の判断能力が落ちてきた(財産管理・後見)
判断能力の程度に合わせて、使える制度を選ぶ
弁護士に依頼しなくても、このトラブルは自分の名前で進められます。 このページでは、まず何をすればいいか、どんな証拠を残しておくか、 話し合いから裁判所の手続きまでどう進むのかを、順番に説明します。
まず、自分でできること(3つ)
いきなり内容証明や裁判ではありません。多くの困りごとは、この段階で片づきます。
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1今の判断能力・困りごとを整理する
使える制度は判断能力の程度によって変わります。まず状況を言葉にすることが出発点です。
- 日常の会話や物事の判断が自分でできるか、具体的に困っていること(銀行手続き・契約など)を書き出す
- 医師の診断を受けているか確認する
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2地域包括支援センターに相談してみる
無料で相談でき、本人の状況に合った制度を一緒に考えてもらえます。専門家に依頼する前の入口として使いやすい窓口です。
- お住まいの地域の地域包括支援センターに電話または訪問して相談する(市区町村の窓口やサイトで調べられます)
- 困っていることと、本人の様子を伝える
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3今すぐの資金繰りや、財産の使い込みの心配がないか確認する
急ぎの心配があるかどうかで、次に検討する制度(代理人カードでしのぐか、後見の申立てを急ぐか)が変わります。
- 生活費・医療費の支払いに今すぐ困っていないか確認する
- 財産の使い込みの疑いがあれば、経緯をメモしておく
それでも解決しないときは
本人に合いそうな制度の見当がついたら、ここからが出番です。申立ての準備(親族関係図・財産目録)や書式づくりまで一緒に進めます。
解決までの流れ(5段階)
- 1 今の状態を確認する判断能力の程度・困りごとの内容
- 2 使える制度を選ぶ任意後見・法定後見・その他の選択肢
- 3 申立ての準備をする親族関係図・財産目録を作る
- 4 家庭裁判所に申し立てる法定後見開始の審判
- 5 制度の利用を始める後見人等による財産管理の開始
実際にどの段階まで進むかは相手の出方で変わります。1つ目で終わることも珍しくありません。
集めておきたい証拠(7点)
あとから集めるのは難しいものが多いので、思い立った日に手元にあるものを写真に撮っておくのが一番確実です。
- E1判断能力に関する資料(主治医の診断書・意見書があれば)
- E2親族関係図(推定相続人の範囲がわかるもの)
- E3財産目録(不動産・預貯金・有価証券・借入金等)
- E4本人の収支状況がわかる資料(年金・医療費・介護費等)
- E5これまでの財産管理の状況(通帳のコピー・代理人カード利用記録等)
- E6本人の意思・希望に関する記録(本人の発言のメモ、あれば本人の意向)
- E7(家族信託を検討している場合)信託の対象にしたい財産の資料
この件で使う書面
下の書面は、ミカタが聞き取った内容をもとに下書きを作ります。印刷して出すのはご本人です。
- 家庭裁判所への後見開始申立て準備メモ法定後見開始の申立てに向けて、親族関係図と財産目録を整理するための準備メモ。実際の申立書は家庭裁判所が決めた書式を別に使う。
よくある質問
親の判断能力が落ちてきた(財産管理・後見)の問題は、弁護士に頼まないと進められませんか?
いいえ。日本の民事の手続きは、本人が自分の名前で行えます。内容証明を送る、調停や訴訟を申し立てる、期日に出て話す——いずれも弁護士に依頼しなければできない決まりはありません。これを本人訴訟と呼びます。争いが複雑・高額なときは弁護士に依頼したほうが有利なことが多いので、途中から切り替えることもできます。
親の判断能力が落ちてきた(財産管理・後見)で、いちばん最初にやることは何ですか?
一般的には「今の判断能力・困りごとを整理する」から始めます。使える制度は判断能力の程度によって変わります。まず状況を言葉にすることが出発点です。
親の判断能力が落ちてきた(財産管理・後見)を自分で進めると、いくらかかりますか?
自分で進めるときにかかるのは、原則として実費だけです。たとえばe内容証明が1,295円から、裁判所に納める収入印紙や郵便切手は請求する金額によって変わります。弁護士に最初から依頼すると、着手金と成功報酬が別にかかるのが一般的です。具体的な金額は手続きと事案によって変わるので、裁判所や日本郵便の公式ページで最新の額を確かめてください。
ミカタは何をしてくれるのですか?
状況を聞き取って、次にやること1つを示します。集めるべき証拠のチェックリストを作り、内容証明や申立書の下書きを用意し、期限が近づいたらお知らせします。ミカタは弁護士ではないので、個別の法的助言や、相手方との交渉の代行は行いません。相手に書面を送る・裁判所に出すのは、すべてご本人が行います。
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ミカタは、あなたの状況を聞き取って「次にやること1つ」を出します。 証拠のチェック、書面の下書き、期限のお知らせまで、最後まで並走します。 メールアドレスだけで始められて、無料プランがあります。
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